イケメンは私の婚約者に!?
すると
ドアを出たすぐに
立花と雷がいた。

「ねぇ、城崎くん。
花蓮になんかしたの?」

「は?」

いきなり聞かれたから
yesの返答が出せなかった。

「花蓮になんかしたの!?
 って聞いてんの!」

そこにいる立花は
いつもと違って迫力があった・・・。

「うん。した。」

「何したの?」

「イラついてて
ヒドイこと言った・・・。」

「は~・・・。
  そりゃ、アンタが悪い。
花蓮ねぇ、自分のこと責めてた。
私が悪いんだって。
その一点張りで私が
アンタに聞きにきたってわけ。」

「ふぅん。
 てか、どいてくんない?
俺、急がなきゃ。」

「わかった。
でも、今度花蓮に何かしたら
私、アンタに何するか
わかんないからね。」

俺はその言葉を
不思議に思った。
でも、仲がいい友達なんだって
思っただけだった・・・。


本当は
2人しか
知らない“過去”が
あったなんて・・・。

俺は
知らなかったんだ・・・。
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