Endless Nightmare             ~連続する悪夢L.ver~
「ねぇ? 浩一? どうしたの?」


気づいた時、彼は夜の公園のベンチに座っていた。

隣には、遙がいる。

反射的に彼女を抱き寄せた彼は、強く唇を重ねる。


「あっ、ちょっ……。もう、こんな所でいきなり何よ」


口調とは裏腹に遥の顔には、柔らかい笑顔が張り付いている。


「ごめんね、遥があんまり可愛いから」



そう言いながら、浩一は携帯電話を開いた。


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