二藍蝶
貴方の声は囁く

恋の呪文を・・・

『待ってる・・・
 
 お前を・・・』

私は、その呪文に
絶対に掛かったりしない。

絶対に掛からない。

そう、思ってた。

貴方は、私を

ずっと

待ち続けている。

私を

待っている。
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