二藍蝶
「ここから向かえば
 ちょうどいい時間に
 着くから、ママ
 心配しないで大丈夫」

「そう?」

心配そうな母。

「少しだけ話したら
 すぐに、ママの家に
 帰るから・・・
 
 勝手なこと言って
 ごめんなさい」

「もう、分かったわ」

車から降りようとした私に
芳野は言う。

「アイ
 早く、帰っておいで
 
 待ってるからな」

「うん」

私は、車を降り
芳野の運転で
走り出す車を見送る。

ママは、何も悪くないよ。
< 160 / 918 >

この作品をシェア

pagetop