二藍蝶
相手にされない事に
腹を立てた女が二人

そう、吐き捨てるように
言った後、この場所を
離れて行った。

女に、馬鹿だのと罵られる
俺に、沢山の視線が集まる。

でも、そんなこと

どうでもいい・・・

邪魔な女が俺の前から
消えてくれて、清々する。

それにしても、クソ暑い。

銜えた煙草に火をつけるが
つかない。

そんな俺の目の前で
さっきから、場所も考えずに
ベタベタと、いちゃつく男女が
いる。

このクソ暑い中、よくやるぜ。

その時、男が煙草を銜えた。

ラッキー

「火、貸してくんない?」

「ああ、いい・・・」

俺の面を見た、連れの女は
そのライターを男から奪う。

「どうぞ」

「ありがとう」
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