二藍蝶
貴方は、私の差し出した
右手に触れ、手の平を
上に向ける。

そして、貴方は
携帯番号を書いた。

『090・・・・・・・・』

「メルアドも
 教えてくれる?」

「ああ」

携帯番号の下に
貴方は、メールアドレスを書く

「これであってると思う」

私の手は、真っ黒・・・

「真っ黒で、読めるか
 読めるよな?」

「うん、読めるけど
 携帯電話で
 やった方が早いよ」

「俺、そういうの
 さっぱりで・・・
 
 どっちかって言うと
 メールよりも電話の方がいい
 何かあったら、電話してよ」
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