二藍蝶
「貴方達、止まりなさい」

私は、浬に手を引かれて
駆ける。

繋がれた手は、紛れもない
貴方の手。

浬の、冷たい手・・・

「ルイ、ここまで来れば
 もう、大丈夫だろう?」

「ああ、それより、お前
 よくやるわ
 
 相手は、女でも警官だぜ
 一人だったから良かった
 ものの、下手すれば
 しょっ引かれ・・・」
 
浬の肩に両腕を回し
抱きつく、制服を着た藍の姿

「カイリ、カイリ」

耳元で、名を囁く声・・・

「俺、先、事務所に
 戻ってるわ
 
 あんま、遅くなるなよ
 センさんが心配する」

「ああ、俺もすぐ戻る」
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