二藍蝶
「えらく
 見下げられたもんだぜ」

「カイリ?」

「俺の家は、この辺じゃ
 その筋の者なら、誰でも
 知っている、高月組

 祖父は、初代に二代目
 親父は、三代目組長」

浬のお父さんが・・・

「あの人が、三代目組長」

「アイ、お前
 親父に会ったのか?」

「ええ
 ユキさんの家を出る時に
 貴方のお母さんとお父さんが
 会いにいらしてた・・・

 きっと、いなくなった
 貴方の事が心配で・・・」

浬は、何かを考えている。

「カイリ、どうかしたの?」

「田舎に引っ込んでれば
 いいものを、のこのこ
 出てきやがって」

「そんな言い方、無いよ
 心配してたよ、とっても」

浬は、気だるそうに
深い息を吐く。
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