二藍蝶
もう・・・・・行きたくない。

多額の入学金を支払って
入学したのに

もう辞めたいとさえ、思う私。

でも、それは、叶わない・・・

小、中学校と仲の良かった
友達と、同じ高校へ進学しよう
という約束を破ってまで
進んだ道が・・・

これ・・・?

私の肩に、後悔の二文字が
重く圧し掛かる。

そして、茅野ママの言いなりに
なってしまった自分の不甲斐
なさを責めた。

今更、後悔したって

何も変わらない。

何も・・・・・・

私は、いつものように昼食を
一人で黙々と取っていた。
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