二藍蝶
それは、自分達の親の
自慢話。

親が有名な会社の社長で
名誉と冨を持ち、卒業後は
自分もその会社に入社して
待遇の良い役所につき
ゆくゆくは、その会社を
継ぐことになるとか・・・

親が開業医の為、医学校を
卒業後は、そのまま親の元で
医者になる為に日々葛藤する
とか・・・

どうでもいい話・・・

高価な腕時計をちらつかせて
みせる彼等は、恵まれた家庭
に生まれ育っただけのこと。

彼らは、まだ
何者にもなっていない。

ある意味、親に将来を
決められた可愛そうな人達
なのかもしれない。

だって、夢はある時
自分の中に宿り、心を震わせ
その夢を勝ち取る為に
必死になるもの。
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