二藍蝶
車の傍、二人が並ぶ姿に
人々の視線が集まる。

浬は、さっと藍の肩を抱き
夜の街を歩く。

颯爽と歩く二人は、ワイルドで
クールでカッコよく辺りの空気
も変わる。

皆、その姿に魅了される。

「藍?」

浬を見つめる藍の唇に
さっと触れる、浬の唇。

離れる唇・・・

その唇に

もう一度、触れたい。

「もう・・・・」

「もう一回は、なし
 帰るまで、お預け」

浬の手が、藍の短い髪
ウィッグに触れた。

「何か、そそるね」

「抱きたい?」

「ああ
 
 今すぐ、・・・い」

貴方は、私の耳元に唇を
寄せて、低い声で囁いた。
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