鶏冠頭の不良

「はれ??」

呂律回ってないらしく不抜けた声を出す店長

「久遠さんが手伝ってくれと」

「嘘っ!!
朝倉くんありがとう」

店長はドタドタと走って更衣室を出ていった

「お前も後少ししたら休憩終われってさ」

「わかった」

すると、いきなり鶏冠頭の大きな手がうちの頭に乗って

「何があったんか知らんけど、あんまし無理すんな」

とポンポンと叩いて出ていった

ドキッ

鼓動が早くなるのが分かる…

あんなん兄ちゃんにもされたことあるし、なんちゃー無いやん…

さっき店長が寝ていたソファーに、赤くなった頬に手をあててうちも寝転んだ

「はぁ…」

おかしい…

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