鶏冠頭の不良

「お前な…
んな事あんならちゃんと言えよな
俺が何とかするんやし
またこないだみたいなんあったらどないする気やねん
強がりなんも程々にしろ」

そう言って鶏冠頭はうちの頭をポンポンと叩いた

「へ、へーい…」

ヤバイくらい心臓鳴ってんねんけど!!

顔もメッチャ熱いねんけど!!

「…顔、赤ない??」

うちと同じ目線になって聞いてきた

ドキッ――

「ぜっ全然だし!!
うっうち戻るし!!」

ぎゃ~!!!!

チョー片言やったし!!

メッチャうち不審やん!!

恥ずかしさのあまり、急いでその場を離れて、自分の部屋に入った

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