鶏冠頭の不良
昼休み、鶏冠頭がうちを迎えに来た
また逃げると疑ってるらしい
ケッ!!
もう逃げませんよ!!
あんな恥ずかしいことされんねんしな!!
「あ、昨日の」
鶏冠頭の元へ着くと、ドアの近くでクラスの子と話していた柊さんが、鶏冠頭を見て呟いた
やけど、鶏冠頭は「……」
「ちょ、響
この柊さんは、昨日うちが学校案内してあげてた子
転校生やねん」
「柊葵です
よろしくね」
「よろしく…
ほな裕芽行くで」
鶏冠頭は、ぐんぐんとうちの手を引っ張って、屋上に向かった