鶏冠頭の不良

暫く頭を悩ました赤鬼が、やっと口を開けた

「…わかりました」

「えぇ!?
ホンマにええん!?」

「はい
でも、報酬は付けますよ」

「うん…
出来たらお金じゃなく…」

お金は生活費に回したいから…

「もちろんです
報酬は、“絶対に響さんと付き合う”でいいです」

「はぁ!?」

意味不明やん!!

「あ、いやや言うなら、この話は無しですよ」

そんな笑顔で痛いとこ突いてくるわ…

「…わ、わかった!!」

そうしな柊さんの情報はもらえへん!!

なんせ、うちは彼女が何でそんなことをするんか、気になんねん

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