鶏冠頭の不良

「まぁな…
でも、俺の組は仲間想いやから、そこら辺のへっぽこ組とは違うからな
俺は組を愛してる」

遠くの方を眺める鶏冠頭に少しときめいたんは気のせいや…

「ふ、ふぅ~ん…」

「つーか、お前、いっつも家事やってんの??」

「まぁ大体は」

家事はうち好きやし
オカン疲れて帰ってきてんのに洗濯物とかあったら大変やん??

「すげぇな」

柄にもなく褒めるから、ちょっとビックリした

「べ、別に
普通や…」

「お前もバイト遅くて疲れてるんちゃうん??」

どうなんやろ??
別に疲れてるけど…
オカンの事思うとな…

そんなん言ってられへん…

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