鶏冠頭の不良

「…裕芽」

「…な、何??…」

自分で名前ちゃんとあるって言っときながら、いざ、呼ばれると心臓が跳ねた…

爽やか少年の時は何も思わんかったんに…

まっすぐ、目を見つめられる…

「…決して、大地は好きになるな」

なんや、たまらしときながら、それ??

「わかってるわ
好きになんかなりません
ご心配なく

さ、うちはバイト出るから
アンタはどうすんの??」

そんな絆創膏だらけで出たらお客様がビックリするやろうけど…

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