Everlastingly Love
夕食後、ルーシアに頼んでミリーが寝るための籠を用意してもらった。
籠に綿を敷いて上から柔らかい布をかければベッドの出来上がり。
「ミリー、ここがあなたのベッドよ」
アリアはお手製のベッドにミリーを乗せると気に入ったのか、その場でスヤスヤ眠りだした。
ミリーの可愛い寝顔にうっとりと眺めるアリア。
「とっても可愛いわ」
「お前も可愛い子猫だ」
「………!!あ、ジェイド様」
「驚かせたか?」
「ええ。気配がなくて……流石、軍事大国レイリーゼの国王様ですね」
「ああ。だが、今はただの男だ。アリア」
「はい」
「側に来い」
言われるまま、側に行くと大きな体で包まれるように抱きしめられた。
「お前はいつも緊張するな」
「あ、申し訳ございません」
「構わん」
ジェイドはアリアを抱き上げて私室のベッドにそっと降ろした。