オサナナジミ


「川上君、どこにいるんだろ?
さっきまで教室にいたのに…」

ふいに聞こえたこの言葉。
同時に不安が広がった。

川上がいない?
もしかして…

「ねぇ、川上君がいなくなったのって
いつぐらい?」

「っえ?っは、15分くらい前…」

「ありがとう。」

話し終わる前にお礼を言って
走り出す。
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