約束した、あの場所で…。
∽第2話〜中学生編∽
「柚麻ー!!京君から手紙来てるわよー?」


「はぁ〜い」


母から手紙受け取ると、ソファに座り込むと早速、手紙を開けて便箋に目を通した。

【拝啓、柚麻様】
「ぷっ…何よ、改まって」
手紙に向かって独り言を呟く。


『柚麻、元気か?もう3年も経つんだな…。俺は相変わらずだ、風邪も引いてないんだぜ?、すげーだろ!?…なんて、それは置いといて…ごめんな、寂しいだろうけど…これは俺も一緒だからな、お互い頑張って行こうな…。いつか、お前に会いに日本に戻れることを、楽しみに待ってる…」



短い文章の中には、
凄く気持ちがこもっていて、私は思わず涙した。


「凄いわよね、貴方達…3年も経ってもお互いの気持ちを貫き通して来てさ」


「当たり前じゃない…私達は、こんなので簡単に壊れたり何かしないわよ」


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