淡イ恋ゴコロ
そして、
暫くして今まで黙っていた父さんが、
「菖の言いたいことは分かったけどな、
それは、同情でしかないんだよ…」
俺は耳を疑った
てっきり、
父さんは、俺の言葉に賛同して
くれるものだと思っていたから…
「ッどうしてだよ!?」
俺が少し語気を荒げて言うと父さんは、
慎重に言葉を選びながら
俺に向かって話始めた…
「それは、菖がその言葉を自分のことに
当てはめていったら分かるかな…」
「…当てはめる…?」