蹴球王子と野球野郎





ねぇ、汐野。



あたしじゃだめ?

どうしても愛じゃないとやだ?



どうしてあたしだとからかってくるの?
どうしていつもくだらない言い合いしかできないの?



あたしの事どう思ってるの?



ただのクラスメイト?
仲のいいケンカ友達?
恋人の次の存在?



聞きたい事がありすぎる。




この恋は叶う事なんてないんだ。
でもこの想いが消える事もないの。




ただ汐野を想う事だけは許してほしい。




あたしの想いなんて汐野にとって
全然価値の無い物だろうけど、
あたしはこの想いを大事にしていく。




汐野は今愛の所へひたすら走っているの?


もしかして、もう伝えちゃった?



汐野の目の前には今愛しい人がいるの…?





汐野が喜んでいれば、

幸せであれば、

今のあたしには十分なの。




でも…本音は違うよ?



想いを伝えたい。

汐野に好きって言われたい。

汐野に帰り、手を振ってほしい。

汐野の隣の存在でいたい。


汐野の隣で2人で笑い合っていたい。




そんなの夢みたいな事だよね。





でも、あたしにとっての一番の願いは


“汐野がいつも笑顔でいること”




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