レス―Ｑ

【発揮した力－１４】






持ち場に戻る途中、

西沢は九古の
背中を叩いた。








「んもう～～
あんま心配させんなよ
コイツゥ～～！」









ようやく落ち着いて
話もできるので、

安心した西沢は
九古にチョッカイを
出した。









「あ…
スミマセンでした…」










「いやいや、
謝る事じゃないよ！

だって表彰だぞ？
表彰！

凄い名誉な事だぞ！

望月隊長の事は
気にするな！
自分の隊の事だから
心配したんだよ！」










まあ本当に
上司の事は
気にしてしていないから

そんな言葉を
かけなくても、
九古は平気であった。









「とにかく…
今日は
スミマセンでした…」










そう謝り、
再び勤務に
就いたのである