甘い秘密指令〜愛と陰謀に翻弄された純情OL〜
麗子さんは帰り、修二さんは麗子さんを送って行った。

「驚いたわねえ。まさか修二と麗子さんがそんな事になってたなんて」

「まったくだ。うちの息子どもはなんて水臭いんだ?」

「貴方のせいよ」

「おまえだって、母親としてもっと…」

「まあまあ、父さん、母さん。何はともあれ良かったじゃないですか?」

「そうね。可愛い嫁が二人同時に来てくれるなんて、母さん嬉しいわ」

「二人って、俺達はまだ…、なあ?」

征一さんに振られ、私はコクリと頷いた。

「あらやだ、まだプロポーズしてないの?」
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