甘い秘密指令〜愛と陰謀に翻弄された純情OL〜
「その後は?」

「おまえを車に乗せた。家へ送ろうと思ったんだが、彼氏がいないかもしれないし、一昨日みたいに。
いればいたで誤解されそうだから、ここに連れて来た」

やっぱり匠のこと誤解してる…

「そう言えばおまえ、彼氏に連絡しなくていいのか?」

「別にいい。それより、その『彼氏』は匠っていうんだけど、匠はね、私の…」

「聞きたくない」

「え?」

「おまえのプライベートに興味はない。俺達はあくまでも仕事上のパートナーだ。お互いプライベートには立ち入らないようにしよう」

「……………!」
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