‡幼なじみ‡
「光貴。何なんだよ?この状況は。」
「私、帰らせてもらうわ!!」
「駄目だよ。桐原さん、これからの話の内容には、君が居てくれないと困るんだ。それに、この教務室は外から鍵を掛けてもらってるから、出られないしね。」ニコッ。
「光貴君、どういう事?」
「ごめんね。姫野ちゃん。すぐに、済ませたいところだけど、ちょっと込み入ってる話だから暫くの間、我慢して聞いていてくれるかな?莉紅も、桐原さんもね。」
ーーーーーーーーー
「桐原さん?」
「何?」
「莉紅の事、好きなんだよね?」
「何なの?急に。」
「あぁ…ごめん。でも、答えてくれるかな。」
「光貴、何がしたいんだ!!」
「莉紅、頼む。暫くは、黙っててくれ。桐原さん?」
「好きよ。だから付き合ってるのよ。」
「そうだね。桐原さんは、好きな人の幸せを1番に願う人?自分の幸せを1番に願う人?」
「何なの?意味が分からない。」
「そう?そのままの意味だけど。答えられない?……じゃあ、姫野ちゃんは?」
「えっ!?私?」
「うん。」
「私は……好きな人の幸せを1番に願う…。」
「うん。姫野ちゃんらしいね。」ニコッ。
「わ、私だって、好きな人の幸せを願うわよ!!」
「そっか。良かった。その言葉、忘れないでね。」