‡幼なじみ‡



「長野先輩…。」


「莉紅、お前もケジメつけろ。お前にとっても、知られたく無い過去が暴露されちまっただろうが、過ぎた事だ。相当、後悔しただろうし自分なりに反省もしてきたんだろう?もう、過去に囚われるな。お前の気持ちをはっきりさせろ。桐原が好きなら、桐原の嘘を許してそのまま付き合えばいい。そうじゃねぇなら、桐原にちゃんとお前の気持ちを伝えろ。」


「俺の気持ち…。」


「あ、あの…私は、席を外していいですか?」


「姫野、ダメよ。ここに居て。」


「由希…。でも、莉紅と桐原さんの気持ちは2人で話た方がいいと思うの。この先は、私達は遠慮した方が…「姫野、本当にそう思ってるの?姫野も言うべき事があるでしょう?」


「えっ!?あの、由希…。」


「姫野、逃げるな!」




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