‡幼なじみ‡


「姫野〜体育館に行こう。」
「うん。」

体育館に行き、教務室に荷物を置く。
さすがに男子の部室を、共同で使うのは無理だから、先生が教務室を使って良いって許可してくれたの。


コートには、もう何人か来ていて自主トレしたり、おしゃべりしたりしていた。

「秋人、あいつどうした?」
「あ?あぁ、あいつって、麗香のことか?」

「そう!お前に付きまとってたよな?」

「あぁ。俺、あいつに興味ねぇし断わったけどさ、諦めないとか言ってしつけーんだよ。参ったよ。」

「そりゃ参るな。」

「だろ?化粧は濃いし、香水はキツイし、男と女の前では態度ちげーし、俺が分かってないと思ってんのか。性格悪いのダメだわ。」

「だよな〜やっぱり、うちのマネージャー2人は最高だな。あんだけ可愛いのに、気取ってないしな。」


「あぁ、そう言ってやったんだよ。俺のタイプは姫野ちゃんみたいな子だって。」


「ハハハ!!誰も敵わねぇな、それ。」

「だから、そう言えば諦めると思ったんだけどな。」

「まぁ、そのうち諦めるだろ。」

「だな。」




!!!!まさか!!!!もしかして?





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