氷の女神
「ちゃんと薬、飲んでくださいね?」

「はい」

「暖かくして、おとなしく寝てること」

「はーい」

「帰りに寄りますからね」

「うん、待ってる」

「あ、それと…」

「早く行かないと、遅刻するわよ」

「ん、じゃあ…」

チュッ

「綾乃さん、顔、真っ赤」

「もう…!」

「行って来ま〜す!」


ついに綾乃さんと相思相愛になれて、俺はルンルン気分で出社した。
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