俺様と奏でるハーモニー


午後の授業も無事に終わり、これから職員会議。


出入り口に一番近い座席の城田先生が『会議中』のプレートをドアの前に下げる。


おそらく、どこの学校も共通なんだろうけれど、出入り口のそばは養護教諭なのよ。


何かあった時、真っ先に飛んで行ける位置ってことね。



いつものように、時間ぎりぎりまでかかった会議が終わり、やっと音楽準備室へ行こうと思ったその時。


城田先生が私を手招きしている。


何だろう?


「芹沢先生、判子持って保健室に来てくれる?」


判子?


「それほど時間はかからないと思うから。部活の前に済ませましょう」


「何をですか?」


「ここではちょっと……ね。それじゃあ、すぐ行きましょう!」


< 162 / 215 >

この作品をシェア

pagetop