俺様と奏でるハーモニー
午後の授業も無事に終わり、これから職員会議。
出入り口に一番近い座席の城田先生が『会議中』のプレートをドアの前に下げる。
おそらく、どこの学校も共通なんだろうけれど、出入り口のそばは養護教諭なのよ。
何かあった時、真っ先に飛んで行ける位置ってことね。
いつものように、時間ぎりぎりまでかかった会議が終わり、やっと音楽準備室へ行こうと思ったその時。
城田先生が私を手招きしている。
何だろう?
「芹沢先生、判子持って保健室に来てくれる?」
判子?
「それほど時間はかからないと思うから。部活の前に済ませましょう」
「何をですか?」
「ここではちょっと……ね。それじゃあ、すぐ行きましょう!」