俺様と奏でるハーモニー


書き上げた私を見て、捨印をここに押すように指示する修さん。


なんだか、慣れてない?


「まさか、二回目、なんてことはないですよね?

何でそんなに詳しいんですか?」


「失礼にも程があるだろ!! 

こんなの、ネットで見たら全部書き方も必要な書類も解る!」


城田先生が吹き出した。


「芹沢先生、それだけあなたが愛されてるってことよ。

きっと五十嵐先生はあなたのために、夜、一生懸命色々と調べたんだと思うわ」


それを聞いていた修さんが、照れをかくすように言った。



「次は城田先生、お願いします」


「本当に私でいいの?」


「もちろんです。できればこっち側にお願いします」


何と! 婚姻届に必要不可欠な証人は、城田先生にお願いしていたのね!!



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