霊務3
「託された願い-15」
ゴゴゴゴゴゴ……
ついさっき通ったばかりの
風景とは違っていた。
無残にバラバラになった
資材等の残かい。
台風が通り去ったかのように
メチャクチャになっている。
どう見ても、
強力な力同士が
ぶつかった後だ。
「里子君?!」
近くにいたオジサンが、
選択の間に通じる
トンネルから
出て来たのを見て、
驚きの声を出した。
「田中さん…?」
久々に知った顔に会った
里子は、
安堵の表情を浮かべる。
一気に緊張感が抜けた。
「ど、どうして君が
そんな所から?」
「えっ…と
選択の間の番人さんに、
この中を護ってくれって
言われたんですけど、
既に中には……」
里子は一息ついた後
その経過を話し、
ボスの目的も告げた
ゴゴゴゴゴゴ……
ついさっき通ったばかりの
風景とは違っていた。
無残にバラバラになった
資材等の残かい。
台風が通り去ったかのように
メチャクチャになっている。
どう見ても、
強力な力同士が
ぶつかった後だ。
「里子君?!」
近くにいたオジサンが、
選択の間に通じる
トンネルから
出て来たのを見て、
驚きの声を出した。
「田中さん…?」
久々に知った顔に会った
里子は、
安堵の表情を浮かべる。
一気に緊張感が抜けた。
「ど、どうして君が
そんな所から?」
「えっ…と
選択の間の番人さんに、
この中を護ってくれって
言われたんですけど、
既に中には……」
里子は一息ついた後
その経過を話し、
ボスの目的も告げた