僕はいつでもキミの傍に

「……あ」

彼女が小さく声を漏らし立ち止まる。

彼女が視線を送る先を見ると、そこには豪く平和的な生き物がチョロチョロしている姿が見えた。

……ペットショップ?

小型店舗のペットショップを、彼女が少し熱い視線で見つめている。

「動物好きなの?」

その問いに彼女はコクンと頷いて返すと、窺うように俺を見た。

「……じゃ、見ていきますか」

そう言ってニヤリと笑って返すと、彼女と一緒にペットショップへと足を踏み入れた。
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