僕はいつでもキミの傍に

「飯買って来たけど……ホント、お前ってよく寝るよな?起こしてもなかなか起きないし……死んでるのかと思った」

そう言って彼……鈴村誠は一際大きなため息を吐いた。

「ご、ごめん」

ポリポリと頭を掻いて困った様に笑うと、彼はソファーにドカッと腰を下ろしビニール袋をゴソゴソと漁った。

その彼の姿を横目に窓の外に視線を向けると、いつの間にか空は真っ暗な闇に包まれ、少し欠けた月が妖しく光っているのが見える。

壁に掛けられている時計を見ると、7時34分を示していた。

……そっか。

昼間彼と外をブラブラして夕方過ぎにここに帰って来た。

それからテレビを見たり、雑誌を読んだりしていたが……いつの間にか寝ていたらしい。

私が寝ている間に彼はコンビニで今日の晩御飯を買ってきてくれた様だった。
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