意地悪な先輩〜バレー部の二人の王子〜
反対側のドアに寄り掛かるように私が立ち、先輩は吊り革のレールを持って私の前に立った。

まるで先輩から完璧にガードされたみたいだ。電車の揺れや、痴漢なんかから。

先輩と私は昨日お互いに告白をして、今は晴れてカレカノの関係。

中学の時は部活一筋だった私には初めての経験だ。

駅で待ち合わせて一緒に登校しよう、と言い出したのは、意外な事に先輩からだった。

私が照れてモジモジしていたら、先輩もあらぬ方向を見ながらいくぶん頬を赤らめている。

先輩もきっと恥ずかしいんだな…

先輩って、意外に純情なのかもしれない。

こうして、少しずつ先輩の事を知っていけたらいいなあ…
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