意地悪な先輩〜バレー部の二人の王子〜
私達5人は駅前のパーラーへ行った。
6人掛けのテーブルの片側に浅田先輩と加奈ちゃんに挟まれて私が座り、向かい合わせに裕樹先輩と水嶋先輩が座った。
加奈ちゃんとメニューを覗くと、美味しそうなスイーツがズラリと並んでいる。
「裕樹の奢りだから、好きなもの頼んでいいからね」
「ほんとにいいんですか?」
「いいの。自分で言い出したんだし、裕樹はお金持ちだから」
「え、そうなんですか?」
「いや、それほどでもないよ」
そう言って穏やかに微笑む裕樹先輩を見ていると、本当にお金持ちに見えて来た。なんか、お坊ちゃんという感じ?
「加奈ちゃんはどれにするの?」
「えっとね…このチョコレートパフェにしようかな」
「美味しそうだね。私はこっちのイチゴパフェにしようかなあ」
私はイチゴが大好きなので、実はメニューを見た瞬間、それに決めていた。
6人掛けのテーブルの片側に浅田先輩と加奈ちゃんに挟まれて私が座り、向かい合わせに裕樹先輩と水嶋先輩が座った。
加奈ちゃんとメニューを覗くと、美味しそうなスイーツがズラリと並んでいる。
「裕樹の奢りだから、好きなもの頼んでいいからね」
「ほんとにいいんですか?」
「いいの。自分で言い出したんだし、裕樹はお金持ちだから」
「え、そうなんですか?」
「いや、それほどでもないよ」
そう言って穏やかに微笑む裕樹先輩を見ていると、本当にお金持ちに見えて来た。なんか、お坊ちゃんという感じ?
「加奈ちゃんはどれにするの?」
「えっとね…このチョコレートパフェにしようかな」
「美味しそうだね。私はこっちのイチゴパフェにしようかなあ」
私はイチゴが大好きなので、実はメニューを見た瞬間、それに決めていた。