意地悪な先輩〜バレー部の二人の王子〜
水嶋先輩以外の4人は思い思いのパフェを頼み、水嶋先輩だけはアイスコーヒーを頼んだ。
「水嶋先輩はパフェ食べないんですか?」
と私が聞くと、本人よりも先に裕樹先輩が答えた。
「コイツは甘いのダメなんだよ。コーヒーもブラックで飲む」
「そうなんですか? あ、裕樹先輩は甘いもの大丈夫なんですか?」
「うん。俺は甘党だから」
「そうなんですか。兄と一緒です」
お兄ちゃんも甘いものが好きで、よく私とお菓子の取り合いになる。
それを聞いたらますます、裕樹先輩とお兄ちゃんは似てるなあと思った。
「へえー、竹中さんにはお兄さんがいるのかあ」
「はい」
「西高のバレー部だろ?」
水嶋先輩がボソッと言った。
「水嶋先輩は兄を知ってるんですか?」
「バレー部で、西高の竹中を知らない奴はいないと思うぞ」
「兄って、そんなに有名なんですか?」
「水嶋先輩はパフェ食べないんですか?」
と私が聞くと、本人よりも先に裕樹先輩が答えた。
「コイツは甘いのダメなんだよ。コーヒーもブラックで飲む」
「そうなんですか? あ、裕樹先輩は甘いもの大丈夫なんですか?」
「うん。俺は甘党だから」
「そうなんですか。兄と一緒です」
お兄ちゃんも甘いものが好きで、よく私とお菓子の取り合いになる。
それを聞いたらますます、裕樹先輩とお兄ちゃんは似てるなあと思った。
「へえー、竹中さんにはお兄さんがいるのかあ」
「はい」
「西高のバレー部だろ?」
水嶋先輩がボソッと言った。
「水嶋先輩は兄を知ってるんですか?」
「バレー部で、西高の竹中を知らない奴はいないと思うぞ」
「兄って、そんなに有名なんですか?」