意地悪な先輩〜バレー部の二人の王子〜
「あ、そうか…。竹中さんって、聞き覚えのある苗字だと思ったら、西高の竹中君の妹さんか…
西高の竹中君と言えば、遼と並んで県を代表するアタッカーじゃないか。妹さんなのに知らなかったのかい?」
「ちっとも知りませんでした」
へえー、お兄ちゃんって凄いんだなあ。無駄に背が高いと思ってたけど、無駄じゃなかったんだ…
そんな話をしていると、注文したものが届いた。
「じゃあ竹中さん、服部さん、おめでとう」
という裕樹先輩の掛け声に、『ありがとうございます』と言って私達はパフェを食べ始めた。
生クリームとアイスクリームとイチゴジャムがバランス良く混ざるようにスプーンですくい、口に入れると、ほんのりとバニラとイチゴの香がして、冷たさと甘さが口の中に広がった。
「美味しい…」
思わず目を細めて声を漏らすと、私を見る水嶋先輩と目が合ってしまった。
西高の竹中君と言えば、遼と並んで県を代表するアタッカーじゃないか。妹さんなのに知らなかったのかい?」
「ちっとも知りませんでした」
へえー、お兄ちゃんって凄いんだなあ。無駄に背が高いと思ってたけど、無駄じゃなかったんだ…
そんな話をしていると、注文したものが届いた。
「じゃあ竹中さん、服部さん、おめでとう」
という裕樹先輩の掛け声に、『ありがとうございます』と言って私達はパフェを食べ始めた。
生クリームとアイスクリームとイチゴジャムがバランス良く混ざるようにスプーンですくい、口に入れると、ほんのりとバニラとイチゴの香がして、冷たさと甘さが口の中に広がった。
「美味しい…」
思わず目を細めて声を漏らすと、私を見る水嶋先輩と目が合ってしまった。