【短編】天まで届け、この想い


"景へ."



そこから

手紙ははじまっていた.



なつかしい

彼の字.




もうはじめだけで

泣いてしまいそうに

なるのをこらえて

読み進める.














 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



『お母さん!!

ちょっと出掛けてくる!!』






そう叫ぶまでに

時間はかからなかった.



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