天涯の花


「……江田先輩」


記憶の中の竹井よりも、ほんの少し幼い顔。


「…竹井?」

「また間違えた」


声には仕方ないな、という感情が含まれている。



「俺の名前、高原ですよ」







あぁ、そうか。

竹井は死んでしまったのだ。




<了>



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