Faylay~しあわせの魔法
ヴァンガードが外に出ると、頭を付き合わせるようにして水晶玉を覗いていたフェイレイとナミが顔を上げた。
「お、ヴァン、丁度いいところに来たな」
「え?」
首を傾げる間も無く、フェイレイに手を引っ張られ、隣に座らせられる。
「なんですか?」
「オズウェルさんとビアンカさん、元気だぞ」
「……え?」
「バアちゃんが、絶対大丈夫だって。いつかきっと会えるってさ」
良かったな、とヴァンガードの肩に手を置き、フェイレイはにこにこと笑う。
「……僕のことも占っていただいていたのですか」
「こやつがどうしてもと言うからのう。まぁワシもこれで引退じゃし、サービスしてやろうと思っての。お前さん、家族と離れ離れになってしもうたんじゃとな。その年で難儀なことじゃ。じゃが、きっと大丈夫じゃからな。ご両親を信じていなさい」
ナミの占いは当たらないと、ハルカは言っていた。
ヴァンガードも信じているわけではない。
けれど──。
「リディルの悩みは時間かかるけど、ちゃんと解決するらしいし、ローズさんの旦那さんも元気になるってさ。後で教えてやろうっと」
「うむ。お前さんたち、類まれなる強運の持ち主じゃな。このワシに出会えたこともその運のおかげじゃ。みんな、良い運気を持っておるぞ。安心せい」
ヒャッヒャッと笑うナミは、少し胡散臭いところはあった。けれど、こんな風に良いことばかりを力強く言ってもらえると、心の中の錘が少し軽くなるような気がする。
「お、ヴァン、丁度いいところに来たな」
「え?」
首を傾げる間も無く、フェイレイに手を引っ張られ、隣に座らせられる。
「なんですか?」
「オズウェルさんとビアンカさん、元気だぞ」
「……え?」
「バアちゃんが、絶対大丈夫だって。いつかきっと会えるってさ」
良かったな、とヴァンガードの肩に手を置き、フェイレイはにこにこと笑う。
「……僕のことも占っていただいていたのですか」
「こやつがどうしてもと言うからのう。まぁワシもこれで引退じゃし、サービスしてやろうと思っての。お前さん、家族と離れ離れになってしもうたんじゃとな。その年で難儀なことじゃ。じゃが、きっと大丈夫じゃからな。ご両親を信じていなさい」
ナミの占いは当たらないと、ハルカは言っていた。
ヴァンガードも信じているわけではない。
けれど──。
「リディルの悩みは時間かかるけど、ちゃんと解決するらしいし、ローズさんの旦那さんも元気になるってさ。後で教えてやろうっと」
「うむ。お前さんたち、類まれなる強運の持ち主じゃな。このワシに出会えたこともその運のおかげじゃ。みんな、良い運気を持っておるぞ。安心せい」
ヒャッヒャッと笑うナミは、少し胡散臭いところはあった。けれど、こんな風に良いことばかりを力強く言ってもらえると、心の中の錘が少し軽くなるような気がする。