ぼくはくま。
ママは病室に入るとぼくをイスの上に置いて手を握った。

『ルピーちゃん!!心配したわ!!ごめんなさい!!置いてきちゃって…』

『ううん!!大丈夫だよ!』

ママの顔を見ると少し目が腫れていた―

『それより千秋ちゃんは?!』

ママはゆっくり指を指した。
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