夢の旅人
ドラゴンボールのような戦士たちが、
世界を滅ぼす魔王と戦うが、敗れて2人
の青年が西へ逃げる(そのうち一人は
僕らしい)

魔王は破壊の限りを尽くしており、
この地に生き残った人はほとんどいない。

しかし荒廃した世界を西に逃げていると、
生き残りの人たちが何人かいるので、
「まだ生き残っている人もいるんだなあ」
と思う。

そこに天津飯みたいな人と、もうひとり
の男が隠れ住んでいて、

椅子に座ってくつろいでいるが、もう
戦う気はないらしい。

山脈を越えて南に逃げ、そこから東に
行くと、壁に囲まれた町があって、

壁のそばでたくさんの兵士たちが脱走者
を追っており、僕らの方に近づいてくる。

壁の上を何人もの天女みたいな女性たち
が飛んでいるが、同じく宙に浮いている
僕らを見て「仙人だわ」と言う。

この町の人たちは魔王の存在自体を
知らず、昔の中国の大金持ちのような
感じの中年の男が治めているが、

大金持ちの屋敷に案内され、魔王のこと
を伝えても、その大金持ちは、

「トラブルというのは、その波長と
 同調したときに実現する」と言って、

この町は魔王などとは無縁だと思って
いる。

それどころか「山脈の北側には、まだ
儲けるチャンスがありそうだな」など
と言っていて、

僕はこの人は(スピリチュアル的に
高い認識に達した)「マスター」だな、
と思ったが、

その町の東側にある小山の、秘密基地
になっているところがガラガラと崩れ
て、

その岩壁に魔王の巨大な目が映り、
魔王が山脈の南にも生きている人が
いると知ってしまう。

(つづく)





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