白衣を脱いでキス。



頭から妄想を追い出して先生を見る。


「道教えてね」


「っはい」


メガネをかけた先生。

さっきとはまた違うかっこよさをかもし出してる。

大人の色気?


「先生、年いくつなんですか?」


運転を始めた先生はスマートにハンドルを操る。

お父さんの運転なんかよりもずっとうまいかも。


「いくつに見える?」


くすくすと笑う先生。

うーん。

若く見ようとすれば高校生くらいにも見える。

でも歯学部って6年制だったよね。

少なくても24歳以上のはず。


「26?あ、次の信号左でお願いします」


「おしいなぁ。次左ね」


左に曲がる信号が赤で車が停まった。


「じゃぁ、27?」


先生があたしの方に顔を向けた。



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