CALL =フィヨルド=
「なら私はこれで用済みかしら?任務報告もしなきゃならないから、ここでお別れね。」


「任務の途中、でしたもんね?」

「ホントにありがとうございました。ミカンさんのおかげでここまで来れました。」

「いいのよ~。じゃあね。今度会う時は同じ隊員でありますように。」


とびきりの笑顔を残し、ミカンは手を振りながらホテルをあとにした。



「ところで、お二人は試験日程はご確認になりましたか?」

荷物を預かり、部屋を案内するルパカ。

「へ?い、いえ…。俺たちさっき入国したばっかで…」


「あれ?おかしいですね。さきほど国民全てのフォンに試験日程のメールが入ったはずですが…」


「………?」


慌ててフォンを取り出して画面を見ると、【メール受信1件】とあった。

「あ、ホントだ。」




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To:ラオウ国民へ
From:CALL
件名:試験日程について

〈本文〉
第53回堂歴235年度の、CALLの正規入隊試験を、3日後午前10時、『センタードーム』にて行います。

受験者は、フォンをお持ちになり、万全の体調、確かな実力を持って、お越しください。


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