涙の数だけ幸せになれる

嘘…

「津守先輩!!!!!」
あたしは校庭で大声で避けんだ。
「聖羅?」
津守先輩が走ってきた。

「どうゆうこと?あたし津守先輩にオッケーなんかしてないよね?あたしは悠司が好きなんだよ…大好きなんだよ……なのに…なのに……何で別れなくちゃいけないの…?」
あたしは泣き崩れた。
「聖羅…別れたのか…?」
津守先輩が驚いたように聞く。
「別れようって言われたぁ…」
あたしは泣いて泣いた。
「ごめん…俺が聖羅がオッケーくれたっていったからだ…」
「え…?」
「悠司が羨ましかったんだ。聖羅と付き合ってるから。だからイタズラしたんだ…」
津守先輩は何回もごめんといっている。
ふざけんな。
おまえのせいで…
おまえのせいで…
あたしは唇を噛み締めて
「ふざけんな!」
そのまま津守先輩を叩いた。
津守先輩はまだ誤っていた。
「ふざけんな、ふざけんな…」
あたしは泣き崩れた。
近くにいた弥生があたしのところへ来た。
その後あたしは保健室にいた。

「大丈夫?」
弥生が心配そうに見た。
「うん…ありがとう」
弥生は笑って去っていった。

あたしはこうなる事なんか予想もしていなかった。
ずっと片想いだったのに…
叶ったのに…
なんで別れなくちゃいけないんだよ…

その日からあたしはもう恋なんかする事ができなかった。
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