涙の数だけ幸せになれる

悲しいお知らせ

今日あたしは海恋と家でお留守番の日だ。
海雪さん達は夫婦で一泊するらしい。

海恋とあたしは暇だったからテレビをつけた。
「あたし飲み物もってくる」
あたしがたって飲み物をついでいる時にいきなり、ニュースにかわった。
「うそっ!!」
海恋が声をあげた。
「海恋?」
「聖羅見てこれ…」
そう言われたからあたしはテレビを見た。
アナウンサーがくらい顔で原稿をよんでいた
『昨日、お昼の福島行きの飛行機が墜落しました。死亡者の名前がわかったので報告します』
そういってテレビの下に死亡者の名前が書いてある。

「聖羅、悠司にーってお昼の便だよね…」
海恋がいった。
あたしはハッとした。
悠司さん…
悠司さん…

「聖羅これ…」
震えながら海恋がテレビに指差す。
島田勇気 中原悠司 加藤奈津美

「悠司にーの名前…」
海恋はそうゆうと何処かに電話した。
「もしもし、悠司にー生きてるよね?」
多分実家だろうって想った。
「うそだ!」
そういって電話をきった。
「悠司にーね、死んだって…」
あたしは涙が出た。

“来年”
そういって別れたのは昨日。
もう一緒会えないの…?

あたしは涙がとまらなかった。
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