死霊むせび泣く声
 俺はキーを叩きながら考え続ける。


 すでに作っている企画は今年九月分のものだったが、辛島が「一般受けするようなものを作れ」と言った以上、別のものに差し替えることも検討していた。


 どっちにしてもキーを叩くことに変わりはない。


 書いては消し、書いては消しを繰り返しながら……。
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