T氏の哀愁【学園珍国物語・番外】
明らかに、彼女は失念していた。


学生は小説や漫画のように、恋愛をするだけではいけないのだ。



「なんや、山田さん可愛いとこあるやないか」



言うと、



「黙れ」



いち早く、神田から軽蔑の視線と共にキツイ一言が発せられた。



そして彼女も眉を寄せる。



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