甘い甘い恋

高校生活







ピンポーン!

あたしの部屋のチャイムが鳴った。

「…ん?」

時計を見ると朝の5時。

常識から考えて今チャイム鳴らすのはおかしいでしょ。

つか迷惑じゃん。

無視することにして布団に再びもぐった。

ピンポーン!

またくどく鳴らしてくる。

ピンポンピンポン!

二回も鳴らすなっつの!

「…はい。」

あたしはドアを開けて返事をした。

「お前ささっと出ろよ!待ちくたびれた!」

ドアを開けるなり雷哉が突っ立ってた。

いきなりこんな時間に何だよぉ。

「まだ朝日昇ってないじゃん!」

外はまだ真っ暗だった。

雷哉は暗闇に包まれてた。

「俺ら日光苦手なんだよ。だから早く学校とやらに連れてけ。」

日光が苦手…?

眩しいからか?

まぁあたしも眩しいから日光嫌いだなぁ。
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